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Mizutaki NAGANO
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うちの相方と知り合ってから初めて知った料理の一つが「水炊き」というもの。

私の実家では何故か「鶏肉で鍋をする」という発想がそもそもなかったので、知ったときはちょっとした驚きだったのです。作り方を聞いてみると「鶏肉を水で煮るだけだよ~」という超シンプルさ。

でも、「そ、そんなんで旨いのかいな~」というのが私の本音でした。

実際、自宅で作ってもあまりにもあっさりしすぎて私には物足りなく・・・。さらには彼の場合こだわりがあるのか「皮や骨のついたぶつ切りの鶏肉」を使わないといじける始末・・・。

といった感じで、私には何の思い入れもない「水炊き」なんですが、もれなくリストアップされていたので行ってきました「水たき長野」へ。福岡を代表する水炊きの老舗で90年以上の歴史があり、冬場だと週末は1ヶ月前から予約で埋まってしまうほどの人気ぶり。


Mizutaki NAGANO_a0027492_202722100.jpg席につくと既にスープと肉の入った鍋が用意してありました。メニューは骨つき肉を煮込んで供する「水炊き(2,250円)」と骨なしの四つ身(モモ肉)、ミンチ肉、レバーなどのモツを目の前で調理する「スープ炊き(2,250円)」の2種類。今回私たちが選んだのはお店もお勧めの「ミックス(水炊きとスープ炊き半々)」。まずはこの自慢のスープから。煮立ったところでねぎと塩を加えて飲んでみるとすっきりとしたコクがあって美味しい! 思わずがぶ飲み状態。


Mizutaki NAGANO_a0027492_20273797.jpgそれから出てきたのがこの「酢もつ」! 初めて食べたのですがこれも美味しい! モツが口の中でブリブリする食感と酸っぱすぎずほどよいさっぱりとした絶妙な味加減。もうたまりませんでした。その間、仲居さんが鍋の様子を確認しに頻繁に来てくれます。なくなったのを確認してからお次のミンチ肉、モツへ。骨付き肉→ミンチ→野菜という順番がこの水炊きを1番おいしく食べる秘訣なんだとか。


Mizutaki NAGANO_a0027492_20372891.jpgこれらミンチや砂肝、レバーなどのモツの具材は自家製の酢醤油でいただきます。この酢醤油がこれまた旨いこと! 店頭で購入できたらどんなにいいかと思うほど。この水炊きの旨さは鶏肉自体の素材の良さもさることながら、この酢醤油(ポン酢)の力もかなり大きいと思われ。すっとした塩加減とまろやかな酸味加減のバランスが絶妙。ちょっと甘みも感じるぐらい。


Mizutaki NAGANO_a0027492_2044302.jpgとにかくこのミンチ肉最高です! かぶりつくとスープを吸った鶏肉の旨みがじゅっと出てきてたまりませんよくちゃんこ鍋に入っている鶏団子とは一線を画す旨さ。砂肝はこりっとしていて歯ごたえ抜群。レバーはまったくクセがなくって食べやすい~! 実はミンチ肉にハマりすぎて気をとられてちょっと煮すぎてしまったこのレバー。新鮮なので煮すぎないようにさっと火を通す感じで食べたほうがおいしいかも。


Mizutaki NAGANO_a0027492_20444640.jpgこれも全部食べ終えたのを確認して、最後に野菜を投入。仲居さんが手際よく世話をしてくれるのでお鍋に集中することができます。野菜の他にお麩が入っているのもおもしろいですね。ちなみに〆のおじや(315円)まで辿り着けず(泣)これが唯一の心残り。リベンジなるか?!

自宅の水炊きもいいけど、やっぱり専門店で食べるのが最高ですネ。

水たき 長野
福岡県福岡市博多区対馬小路1-6
092-281-2200
by cabayarea | 2006-03-17 20:55 | Kyushu 2006


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