Tomochan @ Street Stand
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とにかくいろいろおつかれさまでしたということで、一杯飲みでも行こうかとうちの相方が博多の夜の町「中洲」へと連れて行ってくれました。

実は彼が若い頃からのお気に入りだった屋台がかれこれ5~6年程前に忽然と姿を消して以来、福岡へ来るたびにどこへいったのかとまるで行方不明になった恋人を嘆き悲しむかのごとく意気消沈していたんですが、どうやらその幻の店を偶然発見したみたいです。彼の記憶によると以前はその場所で屋台を開いていたという「赤煉瓦文化館」の前から歩いてちょっとのところに。

その屋台とは「ともちゃん」。

「ともちゃんはね、どーたらこーたらで~♪」とか「ともちゃんのなになにがあれでさ~♪」などとこれまたずーっと喋りまくる彼。うれしいのは何となく分かるのですが今までに1度も「ちゃん付け」で呼ばれたことのない私は何故か無性に腹がたってきました。

ここはラーメンもおいしいけど、肉料理が絶品らしいということでまず注文したのは「サガリ(1,000円)」。なんとサガリって北海道だけで使われている言葉(内地ではハラミ)かと勝手に勘違いしていました私。ここ九州でも普通に使われているんですね。いやいや~びっくりここの牛サガリは旨すぎです。肉汁もすごいけど旨味がかなりすごすぎ。炭火で焼いた香ばしさとポン酢(酢醤油?)のようなタレがまた絶妙。それにしても福岡はポン酢好きだなあ~何でもそれをかけて食べちゃいそうな勢いだわ。うちの相方もそうだけど。

a0027492_1736573.jpgさらにビールで食欲をUpさせて次に注文したのがこの「タイラギ」。これ実は貝の名前。ホタテぐらいしか知らなかった私にとって初めての食材。一口食べるとホタテより断然歯応えがあって旨味が濃厚。思わず「ほえ~」という驚きの言葉が口から出てしまったほど。物心ついた頃には北海道の親戚から送られてくる新鮮なホタテが普通に食卓に上っていてホタテが「貝の王様」と信じてやまなかった私にとっては衝撃的な味でした。屋台だからといってホント侮れないですねえ。ちなみにミル貝を初めて知って食べたのはアメリカだったような気がします・・・。

a0027492_17375791.jpgそして最後の〆はやっぱり「ラーメン(500円)」ということで。うちの相方にとっては感動の再会。自分がまだ若かった頃はよく上司と飲みにこの屋台へきて、しこたま飲んで、そしてこのラーメンを食べて家路についたんだとか。この何の変哲もない普通のラーメンを目の前にして心なしか瞳がうるうるしているぞ。だ、大丈夫か。

まずはスープ。思ったより醤油味系で脂も多めでこってり。うーんおいしい~。ごまも紅しょうがも入れ放題。私はごまが大好きなのでまわりの目も気にせずドバドバとかなり多めに入れます。(こういうところは遠慮しない。)

そして2人同時に麺に喰らいつきました。

( ゚Д゚)ハテ・・・?

・・・あああ麺が違う。違うのです。違いました。彼の記憶とも私の好みとも全く違う麺でした。

そう。私たち唯一の共通点「麺は粉っぽいのに限る!」という何とも勝手な好みとは明らかに違う麺だったのです。博多ラーメンといったらあのボキボキとした粉っぽい麺だよね?ね?そうだよね?と私に何回も確認してくる彼。でもこの屋台の麺はツルツルとノド越しのよいクセのない麺。もちろんこれはこれでおいしいと思います。それにしても彼のあの残念というか無念そうな顔といったら・・・。

a0027492_15362121.jpgその屋台の帰り道、肩をがっくりと落とした相方の背中が泣いていました。しかも追い討ちをかけるかのように雨まで降ってくる始末。いつもだったら速攻コンビニに駆け込んでビニール傘を買うのにその日に限っては雨に打たれたい気分なのでしょうか買おうともしません。黙々とホテルに向かって歩いています。待って待ち焦がれた初恋の女の子に何十年かぶりに再会したらまったくの別人になっていた・・・という気分だったのかもしれませんねえ。

男の人って思ったより繊細にできてるなあ。

ともちゃん (屋台)
福岡県福岡市中央区天神1-14
日銀向かい
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by cabayarea | 2006-03-22 18:02 | Kyushu 2006


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