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Gyusuji Curry Rice
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グルメ漫画といえばやっぱり「美味しんぼ」。 その美味しんぼを読んで、自分で作って大失敗したメニューをちょっと紹介します。

たしかあれはまだ私が小学生だった頃。 第8巻中でのエピソードで、山岡さんが今にもつぶれそうなジャズ喫茶の名物であった「ソルトピーナッツ」でその店を復活させる話があるんですね。

これがまたかなり泣ける話だったのですが、それよか何よりも釘付けになったのがこのソルトピーナッツ。

山岡さんがジャズ喫茶のマスターから教わり作ったソルトピーナッツを、栗田さんが食べて一言「サクサクしてとっても美味しいわ!」なんてあのいつもの調子で言うもんだから、どうしても自分でも作ってみたくなり、母親に台所を使わせてもらうよう必死に頼み込んでまで作ったのです。

が、これがまた決定的に美味しくなかった・・・。そして全然サクサクしない・・・。

「ゆう子に騙された」といまだ根に持っています。


そしてそんな栗田さんに今の今まで騙されていたもう一つの食材が「牛すじ」。 第9巻に収録されているエピソードで、迷子の子犬を見つけた山岡さんが、子犬の成長にいいと言って牛すじ肉の煮込みを与える話があるんですが、

そんな心やさしい山岡さんが職場で牛すじを煮込んでいたところ、栗田さんが鼻をつまみながらすっ飛んできて、「ニカワを煮るようないやなニオイっ!」って激怒するんです。

もちろん小学生の私にニカワがどんな匂いなのか分かるはずもなく、それ以来私の脳内には「牛すじ=臭いもの」という図式がインプットされ、大人になるまで特に食べる機会もなく育ってしまいました。


ところが一転、名古屋名物のどて煮を食べてからというもの「牛すじ」ってこんなに美味しいものだったのかと驚きまして、メニューにあれば必ず注文していたほど。


というわけで最近は、自分でも牛すじ煮込み作りにチャレンジしているわけです。



a0027492_14334056.jpg山岡さんも大好物である牛すじ。 見た目からも分かるようにとても筋ばっていて、本当に硬そうでこれが本当に美味しく食べられるようになるの?っていう疑問も分かるような気がします。

ただ中には、鬼すじというどんなに煮込んでも柔らかくならない鬼のような筋があるそうで、これは煮込めば煮込むほどゴムのように固くなっていくそうです。



a0027492_1434737.jpg初めて牛すじを茹でたとき、いったいどんな匂いがするんだろうとかなりドキドキしましたが、まったくイヤな匂いはせず、拍子抜けしてしまいました。

あやうくまた「ゆう子に騙される」ところでしたね。

ですが、下茹でではものすごい大量のアクが出てびっくり。茹でこぼして、牛すじを流水で丁寧に洗います。



a0027492_14342166.jpgきれいに掃除した牛すじを再び鍋に入れて、ゆっくり煮込んでいきます。 ちなみに2回下茹でしたほうがいいというレシピもあったのですが、我が家の場合1回の下茹ででも十分なような感じです。

ルクルーゼのおかげで、煮込み料理はすっかり得意になりました。 とろ火で半日~1日も煮込めばかなりやわらかくトロトロになります。

醤油と酒、みりんなどで味付けし、すこし煮込んで出来上がり。味は薄めに仕上げておいて、それぞれいろいろな料理に使いまわします。



a0027492_14343267.jpgとある日の昼食に、ストックしておいた牛すじでカレーを作りました。

たまねぎを飴色になるまでじっくり炒めて、そこに牛すじを煮込んだスープごと投入。市販のカレールーを溶かして出来上がりです。

アメリカで販売されている日本のメーカーのカレールーには、一切肉エキスが使われていないので、こうやってじっくり煮込んで肉から出たスープで、旨みを補ってあげるとさらにおいしくなります。

トロトロ牛すじカレー、結構ハマってます。
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by cabayarea | 2007-11-18 14:32 | Home Cooking
La Sosta Enoteca
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ファミコン世代ならずとも誰でも知ってる超人気ソフト「スーパーマリオブラザーズ」の主人公である例のキャラクター、マリオ。

本名はマリオ・マリオ。

名前からして意味不明なのに、なんとこのキャラクター「イタリア人という設定である」ということをつい先日初めて知ってびっくりしました。小学生の頃はそんなことさえもまったく気づかず、無限増殖だーと無邪気に遊んでましたよ私。

でもあの格好といい体格といい、どちらかというとアメリカ人といったほうがしっくりくるようなこないような・・・。


というわけで、そんなマリオばりのイタリア人シェフがいそうな雰囲気のレストランへ行ってきました。Hermosa Beachにある「La Sosta Enoteca」です。


a0027492_1825078.jpgビーチから1ブロックという好ロケーションに佇んでいる小さなレストランです。

通りがクロスしている角にこじんまりと建っている店舗なのですが、普段よく車で通っているのにもかかわらず、相方の友人に教えてもらうまでまったくその存在に気がつきませんでした。

ビーチシティのイタリアンレストランというと大皿&大味系(+茹ですぎ)でがっくりというパターンが多かったのですが、このお店は違いました!



a0027492_18254532.jpgまず店に入るとまさにこれぞ「イタリアの伊達男」といった風の色気むんむんな男性ウエイターが席に案内してくれました。イタリア訛りの英語もなぜかとてもセクシーに聞こえてくるほどです。

ワインでもどうですか?とワインリストを差し出されたのですが、イタリアのワインはほとんど分からないのでおまかせしますというと、彼はこんなかわいい絵がラベルの白ワインを持ってきてくれました。「Ronco dei Tassi DOC Collio Sauvignon 2006($40.00)」。



a0027492_18262429.jpgワインと同時に何か少しつまめるものも欲しかったので、このお店では必ずオーダーしたい1品でもある「Tagliere($18.00/for2)」を頼みました。

このTagliere(タリエレ)とはCutting Board(まな板)みたいなもののをことを指すらしく、その上にいろんな種類のチーズやらハムなどの食べ物を人数分にカットしてのせて出すスタイルをいうみたいです。


a0027492_1826432.jpgハムやサラミは、この専用の機械でスライスしてくれるのですが、このスライサー、これがまたかなり年季が入っていてアンティークものらしく、なんと年齢は100歳とのこと。こんな小さなビーチシティの小さなレストランなのにこんなこだわりがあったなんてとちょっと感動してしまいました。

その日その日で新鮮で美味しいチーズやサラミ・ハムなどを取り揃えていて、中には直接イタリアから取り寄せている品もあるのだとか。


a0027492_15361090.jpgそしてこのTagliereにのせるチーズやハム・サラミは、各客席からこんなふうに切り分けている姿を眺めることができるんですが、実はその目の前に小さなカウンターがあってシートが2席用意されています。

まな板のようなTagliereをカウンターに座ったお客さんに直接手渡す姿は、まるで日本の寿司屋のカウンターみたいで、このカウンターでのTagliereは、さしずめ寿司屋のゲタ(握りをのせる下駄の歯のような足の付いた板)といったところでしょうか。

a0027492_18271181.jpgそんなこのカウンターで好きなチーズやらハムなんかを少しずつオーダーし、その場で切り分けてもらって、それらをつまみながらちびちびワインゆっくりを楽しむのもおもしろそうな気がしました。

とにかくどのハムもサラミもチーズも完璧すぎるほど美味しかったです。




a0027492_1827586.jpgさてさてお次はおまちかねのPrimi Piatti、パスタ料理です。今日のスペシャルメニューから「Spaghetti alla bottarga($25.00)」を。

ボラのからすみ和えスパゲッティです。このBottarga(ボッタルガ)のパスタは、日本のたらこスパゲティの起源らしいとのことですが、確かに納得のお味でございますです。

もちろん茹で加減はしっかりアルデンテで二人で顔を見合わせてホッとしてしまいました(笑)


a0027492_18281559.jpg一方こちらは「Spaghetti al riccio($30.00)」。うにのスパゲティです。

ちょーっとウニが少なめのような気がしますが、オリーブオイルをたっぷり使って仕上げており、これ一皿でかなりの満足感。

クリームやオリーブオイルなどオイル系をたっぷり使ってこってり仕上げるのは、北イタリア料理の特徴のひとつでもあると以前旅行したときに聞いた記憶があります。そして南イタリアはトマトソースがベースらしいですね。



a0027492_18293595.jpgふと気がつくと外はすっかり暗くなり店内はろうそくの明かりだけになりました。お客さんもどんどん増えて小さな店内はあっというまに満席に。

ここでメインの登場です。私は「Pork Shank($40.00)」を注文してみました。骨付き豚のすね肉の煮込みです。

ナイフを入れると簡単に切れてしまうほど、というか崩れてしまうほどホロホロでやわらかい豚肉に、ヘーゼルナッツのソースという組み合わせがとても新鮮に感じます。


a0027492_18295158.jpgこちらは「Tagliata di Filetto($32.00)」。

これまたPork Shankとは対照的にものすごくあっさりとした1品。薄くスライスしたフィレ肉をさっと焼いたもの。バルサミコ酢がほんのり隠し味になってます。





a0027492_1830384.jpg最後にデザートをサービスしてくれたのがこの「Profit roll with hot chocolate sauce」。カスタード入りシューにチョコソースがたっぷりかかったプロフィットロールです。

プロフィットロールはこのときが初体験だったのですが、シュークリームにチョコレートソースをかけただけなのにこんなに美味しいなんてと驚き。たぶんアルプスのシュークリームを食べたときの衝撃以来かも(笑)



結局最後までマリオ似のイタリア人シェフに会うことはできませんでした。残念。ちなみにこのお店は北イタリア料理(ベネチア料理)のレストランだそうです。


La Sosta Enoteca
2700 Manhattan Avenue
Hermosa Beach, CA 90254
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by cabayarea | 2007-11-04 20:11 | Restaurant & Food