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NOBU Los Angeles
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日本全国いつでもどこでも刺身が食べることができるようになったのは、ついほんの最近のことなんだとか。

たしかに私の小さい頃は「おさしみ」といえばお客様が来たときとかお正月などのときのごちそうで、普段の食卓にはあまり上らなかったような記憶があります。

一方、アメリカでは元々魚介類の生食文化がないにもかかわらず、今日に至ってはアメリカ人にも生で魚を食べるということを理解し始めており、いたるところでみんな美味しそうに食べています。
スーパーでは、生で食べることのできる魚介類は"Sashimi" Gradeと表示されているところもあるぐらい浸透中。


そんな日本料理の文化をアメリカのみならず世界中で広めたと言われているのが、日本料理レストラン「Nobu」のオーナーシェフで有名な松久信幸氏。

しかし、ン十年前ならいざ知らず、これだけ日本食自体も珍しい存在じゃなくなった現在では、Nobuに対しての新鮮さというか目新しさが特に感じられないのは正直否めないところでありまして。

それでも足を運ぶことにしたのは、やはりアメリカであれだけ成功した、"先駆者"としての松久信幸氏の料理を一度楽しんでみたいと思ったのでした。


というわけで。

今年3月に新しくできたばかりの「Nobu Los Angeles」へ。

a0027492_221747.jpgオープニングパーティーには、Nobuの共同経営者でもある、俳優のロバート・デ・ニーロやロサンゼルス市長のアントニオ・ビヤライゴーサ氏などが駆けつけたみたいです。

以前この場所は、約30年間続いた老舗フレンチレストラン「L'Orangerie」があった所。約8億円でNobuがまるっと買収したそうですが、新しくできたNobuの外観からはそこにL'Orangerieがあったとはまったく想像できず、面影が微塵もないのには驚きました。

L'OrangerieはRelais & Châteaux(ルレ・エ・シャトー)の加盟店でもあった格式高いレストランだっただけに、このような店がLAからなくなってしまったのはちょっぴり残念でもありました。


店内に入るとアノ独特の発音で「イーラーッシャイマッセエー」という掛け声でお出迎えしてくれます(笑)

いただいたメニューを見ても迷うばかり。ウェイターさんの助言によると初めてならやはり「OMAKASE($100.00)」でしょう!ということで。ただ、私は例の天ぷらをどうしても食べてみたかったので必ずそれを入れてねとお願いしました。


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<左>「Toro Tartar with Caviar($32.00)」
<右>「Ceviche Nobu style($18.00)」

一番最初に出てきたのはキャビア+まぐろのタルタルをわさび醤油ソース添え。いきなりのキャビア攻撃で感動。それに続いて「Ceviche」という白身魚を使ったペルー風刺身。生の魚をたっぷりのレモン汁で〆た一品。なるほど松久氏がペルー修業時代に培った技が生きているんだなあとしみじみ。



a0027492_2224420.jpg「Yellowtail Sashimi with Jalapeno($20.00)」

これがNobuのSignature dishのひとつ。周りのどのテーブルもこの刺身を注文していたぐらい人気のよう。
わさびの代わりにハラペーニョで食べる刺身。うんうん分かるこういうのアメリカ人が好みそうな感じです。
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<左>「Red Snapper Sashimi with Tosazu」
<右>「Scallop New Style Sashimi($19.00)」

赤鯛の刺身のおろしポン酢添え。それよりも今回ぜひぜひおかわりしたかった1品がこのホタテのニュースタイル刺身。たっぷりのごまにごま油のごまづくしソースで。ほたての甘みにこってり香ばしいこのソースの組み合わせがとにかく最高。私は白いご飯にのっけて食べてみたかった・・・。自分でなんとか作れないかなと、只今レシピ探索中です。



a0027492_22173781.jpg「Junsai Cocktail」

ちょっと口直し?カクテルグラスに盛り付けられたじゅんさいです。ちゅるちゅるっとノド越しもよくてさっぱり。



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<左>「Sashimi Salad with Matsuhisa Dressing($22.00)」
<右>「King Crab Tempura with Amazu Ponzu Sauce($26.00)」

刺身サラダはやっぱり例の中華のが1番おいしいかな。そしてウエイターさんに揚げ物好きをアピールしておいたおかげでたらば蟹の天ぷら甘酢がけの登場~!南蛮漬け系、大好物です。



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「Black Cod with Miso($23.00)」

デ・ニーロのお気に入りブラックコッド(銀ダラ)の味噌焼き。とHPに書いてありました。HPに掲載されている銀ダラの味噌焼とはちょっと見た目が違いますが、きっと味は一緒でしょう。

一口大に切り分けられた銀ダラの身は肉厚で柔らかくとろりと溶けてしまうような食感。魚をみりんや味噌などで甘く上品な味付けで仕上げるっていうのは日本料理のならではの発想でしょう。すごいなあ。これでご飯何杯でもいけてしまうよ・・・。



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「Sea-urchin Tempura」

おおおウエイターさんに強く要望しておいた例の天ぷらが登場です!

Uglyなイメージのあるウニをとあるアメリカ人にどうしても食べさせたい!という松久氏の情熱から生まれたレシピがこの「ウニの天ぷら」なんですが。

そのとあるアメリカ人とは、レストランガイドブックでおなじみのZAGAT SurveyのTim Zagat氏。彼はもともとウニが大嫌いだったそうですが、松久氏がウニを天ぷらにして出したところ、これが大好評。来る度に注文して7~8個はぺろりと平らげていくそうです。

松久氏の料理本でも、このウニの天ぷらは「a "Tim Zagat favorite!"」としても有名な逸品。私はこの本で生まれて初めて「ウニの天ぷら」というものが存在するんだと知り軽く衝撃をうけました。ウニって火を通したらマズくなるんじゃないの?と。

いえいえ。それは単なる思い込みでした。なかなか美味しいんですよこれ。恐れながらその、以前自分で作ったのと比べてのことなんですが、揚げ物が得意ならご自分で作っても美味しくできると思います。なんてったってここ南カルフォルニアは美味しいうにの産地がありますからね♡



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<左>「Wagyu Beef Steak($30.00 per ounce)」
<右>「Chillean Sea Bass with Black Bean Sauce($26.00)」

やっぱりここNobuでは魚料理を食べてナンボのような気がします。チリアンシーバス(銀むつ)は中華風の味付け。

お刺身でペルー、銀だらで日本、そしてこちら中華。小さくも一品一品の料理からは、いろいろな国の人々が住む多国籍国家アメリカならではの世界を垣間見ることができたような気がしました。

あ。これがフュージョン料理というものか。



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「Sushi Omakase」

ハモとかあわびの握りが出てきてびっくり。OMAKASEコースはなかなかお得なのかも。何が出てくるか分からない、ちょっとしたワクワク感も楽しめます。



a0027492_22202242.jpg今回は知り合いの方にすっかりごちそうになってしまいまして(^^ゞ 本当にどうもご馳走様でした~!



NOBU Los Angeles
903 N La Cienega Blvd
West Hollywood, CA 90046
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by Cabayarea | 2008-06-29 11:45 | Restaurant & Food
Drunken chicken
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九州人だからなのか、うちの相方は半端ない鶏肉好き。

現在地域差は縮小しつつあるらしいのですが、「関東は豚肉、関西は牛肉、九州は鶏肉を好む」と言われているんだそう。消費量も断トツで、確かに九州に行くと良質な鶏肉が大量に流通してる感じがかなりします。

そういえば。私@関東の大好物&得意料理でもある豚の角煮を作ったら相方@九州にはあまり喜ばれなかった新婚当時。自信満々に食卓に出したときのあのささやかなショックといったらもう・・・。


こちらアメリカに来てからも、我が家の消費量トップはやはり鶏肉。でも品質のわりにアメリカの鶏肉はお値段も高く、そのわりには味は無難な感じ。やはり旨みたっぷりの日本の地鶏は最高です。

とはいえそんな贅沢&我侭は言ってられないので、あれこれ工夫をして食べたりしてるんですが、その中でもこの季節にぴったりの鶏肉料理が「Drunken chicken」。Chicken on a Throne(王座の上のチキン)とかBeer Can Chicken(ビール缶チキン/ビアカンチキン)とも言われてます。

まるごと1羽の鶏肉のおしりに、半量のビールを残した缶を突っ込み、缶をまっすぐに立てて焼き上げるというなんとも豪快なBBQ料理であります。


a0027492_20274839.jpg5月のメモリアルデーを過ぎたBBQの季節になると、スーパーなどの店先に炭やらグリルやらと、BBQの道具があれこれ店頭に勢ぞろいするんですが、この「Beer Butt Chicken Holder」もそんな便利なBBQ道具のひとつ。

しっかりとした安定性があるので、焼いている途中などに鶏肉の重みでビール缶ごとぺちゃっと倒れたりする心配もありません。


a0027492_20281083.jpg味付けはこの「Weber社のMarinades Mix」をよく使います。BBQグリルの老舗メーカーが販売しているこのミックスに水、サラダ油、それにビネガーなどを加えて混ぜ合わせるだけでマリネ液ができます。

スパイス上手は料理上手。とはよく言ったもの(涙)しかし私の場合、いろいろな種類のハーブ・スパイスの瓶をあれこれ買っても結局どれも使い切れない&使いこなせないという現実に気づき、今ではコショウと七味を常備するのみ・・・。というわけでこのようなSeasoningにすっかりお世話になっておりますです。風味もよくてなかなか便利ですよ。


a0027492_2028386.jpg半分ほどビールの入った缶をホルダーにたて、半日ほどしっかりマリネした鶏肉をおしりからホルダーにぶっ刺します。

なんだかメタボな中年のおじさんがサウナでぼってり座り込んで汗をかいているかのような姿・・・。これから食するというのに思わずすごい光景を想像してしまいました。

見ての通りのすごい重量感で、高さもあるため無理やり押しつぶしながらグリルの蓋を閉めました。




a0027492_20291711.jpg焼きあがるまでビールでも飲みながら待つことに。

実は、とうとう我が家にもビールサーバーを導入してしまいまして。ビールメーカーのHeineken社とコーヒーメーカーでおなじみのKRUPS社が共同開発した一般家庭用のビールサーバー「BEERTENDER」です。ヨーロッパ各国でも販売されているみたいですね。

「ビールがうまいのは最初の一口だけ」をモットーに生きている私にとって、これが大変ありがたい存在なのでありまして

a0027492_20293344.jpg本当に便利です。ビールがすっごくおいしいです。好きなときに冷え冷えのビールを好きな量だけ注いで飲めるので、暑い日の昼食には一口ビールを添えたりして楽しんでます。

HeinekenのKeg(樽)はスーパーなどどこでも売っているし、設置もものすごく簡単。ただHeinekenのビールしか楽しめないのがちょっと難点といえば難点かなと。




a0027492_20295070.jpg1時間後。

蒸発したビールによって、 鶏肉がしっとりふんわり焼きあがりました!ナイフとフォークで簡単綺麗にさばけるほど、やわらかく焼けていて本当にびっくり。
a0027492_20301179.jpgでも外の皮はパリパリです!ジューシーな鶏肉からはほんのりかすかにビールの香りがします。

あまりの美味しさに2人であっというまに食べ尽くしてしまいましたー。鶏肉好き+かなりのビール好きである相方にとって大満足のBBQ料理だったようです。
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by cabayarea | 2008-06-18 22:20 | Home Cooking
Somewhere in Tokyo
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今や東京は「Pasmo」というカードさえあればどこでも行けるんですね。毎回帰国するたびSuicaやパスネットが変わったりとか使えなくなったりして、その進化のスピードにびっくりするんですが。

とにかく東京は地下鉄やJRで基本的にどこでも移動できるのが本当に便利でいいですね。

たまに電車に乗ってぼーっとしたくなるときがあるんですが、アメリカは基本的に車社会で、こちらLAに来てからはまだ1度も電車というのに乗ったことがありません。ましてや片道5車線以上もある高速道路で車を運転しながら、ぼんやり考え事など私の場合絶対できませんって。

ちなみにSF・Bay AreaにはBARTと呼ばれる電車がありまして、以前住んでいたときにはよく利用していたんですが、切符買うにも神経使うし、しかも乗るだけでなぜか緊張するわでとにかく日本の電車が恋しかったですねえ。



a0027492_18471129.jpg日本で最も運行数が多いであろう駅に出入りする列車を部屋からぼーっと眺めていたんですが、意外と考え事がはかどりました。癒し効果もあるような気もします。

というわけで、さてこれから九州へ、です。

・・・きっとぼーっとする暇もないんだろうなあ(笑)



Hotel Metropolitan Marunouchi
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by cabayarea | 2008-06-11 20:41 | Tokyo 2008
Pastry boutique Hyatt Regency Kyoto
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「メレンゲ」のお菓子というと、私の場合、クリスマスケーキなどの上によくのっかている、あの「食べられるサンタクロースの飾り」というイメージがかなり強くて、

子供の頃は、その飾りが欲しくて兄弟でよく取り合いの喧嘩になったものでした。姉の権力で弟を制し奪い取ったサンタクロース。泣き叫ぶ弟の眼前で「フヒヒ・・・おいしいねえ」と言いながらガリガリとかじりつつも、実はそんなに美味しいものではないなと心の中では思っていたもんです。


そのこと以外ではメレンゲ菓子なんてものはほとんど口にする機会もなくあまりいい印象がなかったのですが、大人になって初めてPeltierのプランセスを食べたときの衝撃といったらもう。これを初めて日本に紹介した人は本当にえらい!と思います。



a0027492_19273545.jpgそしてなんと偶然にも京都でこれまたすんごいメレンゲ菓子に出会ってしまいまして

今回滞在したハイアットリージェンシー京都内にある「Pastry boutique」の「ほうじ茶のメレンゲ」であります。

まず店頭でそのかわいらしい形に一目ぼれ。メレンゲを使ったお菓子というとなにやら洋風なイメージがありますが、まさしくこれは「和」ですよ。何ですかこの筆でしゅっと書いたような模様は!素敵すぎます。


a0027492_1935551.jpgそしてなんといってもお菓子に"ほうじ茶"を使用というそのインパクトの強さったらもう半端じゃありません。抹茶じゃなくてほうじ茶ですよ。その場であれこれ味を想像するだけで興奮してきてしまうほどでした。

味はというとこれまた本当にびびりました私。リアルにほうじ茶の味がするんです。すごいです。綿密に計算された絶妙なほうじ茶の味と香りとのバランスがとにかく絶妙で、これはPeltierのプランセス超えたなと一人でほくそ笑んでました。


a0027492_1955327.jpgこちらは「抹茶レミントン」。レミントンとはオーストラリアの代表的な家庭菓子で、スポンジケーキにチョコレートをかけ上からココナッツをまぶしたもの。

そしてそのレミントンをアレンジしたのがこの抹茶レミントンというわけなんですが、チョコレートケーキの中にこれまたなんと「わらび餅」が入ってるんです。スポンジのふわっとした食感とわらび餅のもっちりした食感の組み合わせが美味しいー。

お菓子の世界に限ったことではないですが、日本人というのは、いろいろな国の文化を吸収して日本人なりにアレンジし、昇華してしまうところがやはりすごいところだと思います。


和と洋のコラボといえばもう出尽くし感があったのですが、いやいやまだまだ。京都には東京にはないもっとすごい美味しいものがたくさんあるような気がしてきました。

京都最高。日本最高。

ハイアットリージェンシー京都 ペストリーブティック
京都市東山区三十三間堂廻り644番地2
075-541-1234

Hyatt Regency Kyoto
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by cabayarea | 2008-06-04 20:53 | Kyoto 2008