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Broiled pig innards BABA
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北海道・旭川といえば「ラーメン」が有名ですが、内地では専門店としてあまり見かけない「塩ホルモン」を私は強くお勧めします。

実は北海道の焼肉の素材で欠かせないのが「塩ホルモン」や「豚トロ」なんですねえ。焼肉店でも、塩ホルモンやサガリといったメニューは必須なぐらいです。北海道の焼肉屋でホルモンと呼ばれる商品は、豚の大腸(直腸)が主で、北海道ではホルモンといえば豚ホルモンなんですが、関西ではホルモン=牛ホルモンを指すらしいですね。

また北海道の肉料理といえばまっさきに「ジンギスカン」など羊肉料理を思い浮かべる傾向がありますが、実は羊肉需要が多いだけでなく、豚肉消費も多いらしいです。北海道の豚肉料理といえば、帯広の「豚丼」が有名ですよね。ちなみに「豚汁」ですが北海道の方たちは「ぶたじる」と読むらしいです。内地の人は「とんじる」ですね。私も「とんじる」と言いますが、両親は「ぶたじる」と言ってはばかりません。どっちでもいいか・・・。

と、一般的な知識をひろげてみましたが、特にこの「塩ホルモン」は旭川が発祥の地らしいんですね。そこでいくつかのお店をご紹介します。

まず今回訪れたのが「馬場ホルモン」。知る人ぞ知る隠れた店。この店の特徴は、まず店内は煙がモウモウ、カウンターにドカッとじか置きする七輪、そしてこの店のママの人柄が最高なのです。店内に入ったら速攻コートやカバンなどを煙から防御するためにごみ袋につっこみます。席につくと七輪が運ばれてきますので、飲み物を頼んであとは適当にやる(笑)。塩ホルモンは、いろんな部位が入ってそうな盛り合わせの1皿500円(安い!)のみ。ホルモンはこれまた「ガツン系」の濃厚でとにかく味わい深い一品。自分が獣になったような気分にさせてくれます。おまけの「玉ねぎ」がついてきますが、これがなぜか甘んまくてすっごいおいしくて箸休めに最高です。ママが忙しそうなときは自分で冷蔵庫からビールを出すやさしさも忘れてはいけません。ちなみに店の中央にどっかりとTVがあるので会話が途切れたときなんかには、話のネタを仕入れることができていいです。間がもちますし。

ついでに、旭川にあるいくつかのお店もご紹介しておきましょう。

まず、雑誌「dancyu」にも取り上げられた元祖旭川名物「塩焼きホルモンゆきえ」です。1999年に取材を受けてますのでこのあたりから北海道では「塩ホルモン」が流行りだしたのかもしれませんね。この「ゆきえ」ですが、現在の店舗は札幌にあります。当時は旭川の駅前ビルの地下にあったのですが、ママが亡くなってしまいお店のゆきえもなくなってしまったのです。しかしママの下で働いていた人が駅前ビル地下の同じ場所で「はるちゃん」という店名で営業しているそうです。

そして、豚トロブーム発祥の店と言われている「炭や」。1986年に開店した旭川店を皮切りに、札幌の琴似・狸小路・白石・清田と、稚内、滝川、釧路、埼玉は大宮、岩手は盛岡など現在10店舗を構えています。スーパーでも「炭や」の塩ホルモンが売っているので、両親が旭川にいたときは、東京に大量に送ってもらってました。ここの塩ホルモンをバーベキューに持っていくと友人に結構喜ばれましたよ。両親を訪ねて旭川へ遊びにいくと、必ずここに連れて行かれます。理由はとにかく安いから(笑)お店は結構混んでますねえ。

ちなみにホルモンは、お肉の中でも一番美味しいと言われてます。肉食動物は獲物を倒して一番初めに食べるのは内臓かららしいですよ。

馬場ホルモン
北海道旭川市七条通8丁目右4
0166-23-0947

元祖旭川名物 塩焼きホルモン ゆきえ
北海道札幌市清田区北野七条1丁目5-3
011-836-3255

塩焼きホルモン はるちゃん
北海道旭川市宮下通7丁目駅前ビル地下
0166-21-3786

炭や 旭川店
北海道旭川市5条8丁目 あかしや小路
0166-26-4303
by cabayarea | 2005-01-16 20:37 | Hokkaido 2005


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